北欧再び(フィンランドのシナモンロールにリトライ)

寒い寒いと毎日言いながらも、少しづつ春が近づいている気配を感じる今日この頃。
日が延びてきましたねぇ。
一日ごとにお布団が干せる時間が長くなってきて、うれしい限りです。
風は冷たいですが、お日様に少しづつ力が戻ってきている感じがします 


さて、マグネット用の粘土パンを捏ねるウィーク3日目。
ここまででトッピングがいらないシンプルなパンを捏ねてまいりました。
そこそこの数が溜まってきたので、そろそろ華やかなパンシリーズの
菓子パンやデニッシュに取り掛かろうかというころ合いでございます。
で、どんなパンを作ろうか、過去のブログをさかのぼっておさらいをして参りました。
そしたらですね。
丁度1年くらい前、去年の2月に書いた自分のブログを見つけたわけですよ。
見つけたって変か。思い出したっていうか?

そこで捏ねてたのが、北欧でお母さんたちが作るシナモンロールだったんです。
おお!あったあった!そんなことあったわ~~ 

読み返してみたら、フィンランドのシナモンロール「コルヴァプースティ(殴られた耳」に挑戦して
悪戦苦闘の末に大失敗した記憶がよみがえってまいりました。
。。。その時の悪戦苦闘を笑ってやろうじゃないって方は、
こちらをご参照ください  北欧与し難し

そのころ主に使っていたのが軽量樹脂粘土と樹脂粘土のミックス。
パンの質感を突き詰めてた頃なので、紙粘土なんかも多用しておりました。
ブログを読んで、フツフツと当時の記憶がよみがえってきちゃいましたよ。
そういえば悔しかったっけなぁ。。。 
あれから苦節1年。
粘土にも慣れてきたし、もう一度トライしてみようかなって気持ちになっちゃいました。

ということで、菓子パンは後回しにして、今日はシナモンロールを
集中的に作りたいと思います。

使う粘土は樹脂粘土のプロフェッショナルAです。
シナモンロールは久しぶりなので、まず小手調べに
失敗しにくい形を作ってみました。

s-メガネ0125.jpg

両側からクルクルと巻いたメガネ型です。

シナモンロールを作るときのマイルールといたしまして、
あらかじめシナモンパウダーっぽく着色してから形を作る手順を踏みます。
このメガネ型だけは、白と茶色の2色の粘土を準備して、
重ねてから巻き巻きをしております。
いつも作るパンに比べると、ちょっと厚みがあるままで巻くのも
シナモンロールを作るときのコダワリです。

もうひとつ、こちらは使い勝手が良いのでシアトル風のカタツムリ型も作りましょう。
粘土を厚めに伸ばして、片面にアクリル絵の具のこげ茶で色を付けます。

s-汚い紐0125.jpg

この状態、何度見てもこ汚いですよねぇ 

カタツムリ型は簡単で、そのままクルクルと巻くだけです。
巻いてから歯ブラシやつまようじを使って、フチを丸くつぶしておきます。

s-点々0125.jpg

出来ました~。

s-巻貝0125.jpg

毎度おなじみ、同じ量、同じ手順で作ったのにまったく違うものが出来る病です 

粘土の着色も巻き巻きも、ついでにプロAの扱いもだいぶ慣れてきたので、
いよいよコルヴァプースティに挑戦します。
ちなみにどんなシナモンロールかって言いますと、こんな感じです。

23100569_1d42ed2b89_m.jpg

お仕事でもお世話になってるフリー写真サイトさんから拝借。
まん中が潰れて、両側のクルクルがちょっと上を向いたような形です。
邦画の「かもめ食堂」で登場して日本でも有名になったシナモンロールです。

この両側がちょっと上を向いた形を作ろうと、1年前のわたしは四苦八苦しました。
巻き方を工夫したり、巻いてからの成形でいろいろ試したりしたもんですが、
どうしてもこの形が作れずに断念しております。

で、今回は初心に立ち返ってみることにしました。

このコルヴァプースティの元々の作り方は、
大きなシート状に伸ばした生地にシナモンパウダーを振り、
そのまま長いロールケーキ状にクルクルと巻いて、
それを三角形にカットしてから焼き上げるという物。
カットが三角形なので、出来上がりがこんな風にいびつになるというわけです。

ならば、リアルなパンの作り方をそのまま踏襲してみようじゃありませんか。

まず、シナモンロール用の生地を作ります。
本物と同じように大きめに伸ばした粘土に、アクリル絵の具で片面だけ色を付けます。

s-汚い板0125.jpg

こ汚い粘土Part2 

これをそのまましばらく乾燥させ、巻いてからカットしても
断面が潰れてくっつかないくらいまで表面を乾かしてしまいます。
そう。
後からカットする食品を作る場合、このくっついてしまわないという加減が難しい。
ハンドメイド専科さんに納品した焼き鳥のネギなんかもそうなんですが、
粘土が柔らかいうちに巻いてしまうと、カットしたときに断面がくっついて
ただの棒になっちゃうんですよね。

かなり乾燥したものをロールケーキにして、カットしてみます。

s-カット0125.jpg

右側のかなり角度がある三角形が、コルヴァプースティ1個分です。
カットしたばかりだとこんな感じ。

s-カットした0125.jpg

まん中は、つまようじで押して少しつぶしてあります。
。。。。。。。できた!この形だ 

なんてこったい。
本物の作り方をそのまま真似れば良かったんじゃん。
普段から多くの物は本物をまねて作ってるのに、なぜこれだけ無理に
手作業の造形で作ろうとしてたんだか 

とはいえ、これで完成じゃありません。
本物のシナモンロールは、この状態の生地をオーブンで焼くんですから。
焼いて膨らんだ形が完成形。
こんなにスッパリと断面が見えてるようじゃリアルじゃないんです。

つまようじでゴリゴリと強弱付けます。

s-潰す0125.jpg

外側ほど大胆に、内側は飛び出して見えるように、とにかく潰します。
乾燥した生地から作っているので、もはやかなりバリバリ状態。
中々思うようにきれいに丸みがある膨らんだ状態になってくれません 

何とか質感を付け終わりました。

s-耳0125.jpg

ちょっと生焼けな感じもしますが、カットしたてよりはパンになった気がします。
わかった。コルヴァプースティの作り方がわかったよ 

今回はすごく小さく作ったのと、加減がわからずに乾燥が進んでしまって、
最後の質感を付けるのが間に合わなかった感があります。
次に作るときは、もう少し仕上げで本物っぽい感じにできるんじゃないかな。
忘れちゃわないうちに、もうワンサイズ大きいものをおさらいしておこうと思います。

何だかものすごく肩の荷が下りた気分 
最後は1年前に作り方を完成させていた、スウェーデンのシナモンロールです。
その時に作った道具も掘り出してきました。

s-道具0125.jpg

竹串を3本束ねただけですが。

この竹串に色を付けてねじった生地をクルクルと巻きつけます。

s-巻き巻き0125.jpg

最後の部分をまん中の穴に通して結び目を作れば、「ノット型(結び目)」
または「ストックホルム巻き」と呼ばれる形のシナモンロールが完成。

s-結びめ0125.jpg

この形、普通の巻き巻きデニッシュともちょっと違ってて、
コロンと立体感があって結構好きです。
凸凹してるので盛り合わせにしてもポイントになってくれて便利。

というわけで、今日のシナモンロール大会終了です。

s-シナモン1025.jpg

けっこう作りましたね~ 
コルヴァプースティについては、まだまだ改善の余地ありなので
今回作った物をそのまま使えるかは微妙ですが。
綺麗にできたほうを表に出して上手く配置しちゃえば、いくつかは使えるかな。

なんだかものすごく充実したねんど遊びでした。
お仕事では毎回新しいものにチャレンジさせてもらってますが、
パンはだいぶやりつくした感があったんですよね。
まだまだトライしなきゃいけないものがたくさんあることがわかって
ちょっとワクワクです 

明日は。。。
ライティングのお仕事がちょっと押してるので、粘土の時間がどれくらいとれるかわかりませんが、
今度こそ菓子パンに取り掛かろうと思います。
何を作るかは、明日の気分次第ってことで。

それでは今日はここまでにいたしましょう。
いつも来てくださる方、ありがとうございます。
また明日~~