
20000文字の長文のお仕事がやっと終わりました。
WEBライター業を始めて約1年。
そろそろ仕事のコツもわかってきたことだし、今までのチマチマと細かいお仕事から
大き目のお仕事を月に2、3件だけ受注するようにしようかと思い立ったのが2月の2週目くらい。
その第一弾が今回のお仕事だったんですが、思ったよりも時間かかっちゃいました。
文字を書くこと自体は苦じゃないし、書き始めれば時間もそれほどかからないんですが、
資料を集めたりまとめたりするのに思いのほか手こずっちゃった。
そりゃそうですよね。
だって20000文字って言ったら原稿用紙50枚、いわゆる大学の卒論と同じボリュームですもんね。
そりゃまぁ、一から実験したり英語文献読み漁ったりするわけじゃありませんが、
集めた資料を分けて選んで起承転結に組み立ててというプロセスは、
論文書くのとと同じような作業になるわけで。
でもまぁ、楽しかったです。
久しぶりに頭の普段使ってないところをフル回転させました。
やり方もだいぶわかってきたので、次からはもうちょっと効率アップできそうです。
。。。依頼が来ればの話ですが。
さて、前回のブログから10日もサボってしまいました。
お仕事で時間を取られてあまり書くことがなかったっていうこともありますが、
お仕事でずっとパソコンで文字打ってたんで、ブログまで書く元気が残らなくて

でも、お仕事だけじゃ死んでしまうので、チョコチョコと粘土には触ってました。
まとまった時間が取れないので、マグネットの組み立ては一時お休みして、
ちょっとの隙間時間で進められる、ミニフルーツの作り足しやってたんですよ。
今回は写真が多めなので、アイテムごとに分けて時系列無視で作り方風ブログになります

ミニミニキウイ
最初に作り始めたのが、今回のデニッシュで底をついちゃったキウイフルーツ。
キウイは初めからカットしたものを使うフルーツなので、
作り方もスライスした形から入ります。
まず樹脂粘土に黄緑色を付けて薄く延ばしたら。

ストローを使って丸く型抜き。
2サイズ作りたかったので、普通のストローとヤクルトの細ストローの2種類使いました。
柔らかいうちに中央に丸いもので跡を付け、そこから放射線状に
カッターの刃を使って細かい筋を付けておきます。
ここでいったん乾燥。

薄くて小さいので、次の日にはもう完全乾燥。
次の着色作業に進みます。
キウイの着色ですが、できるだけ透明な感じの色にしたいと思いまして、
水性ペンの緑色を牛乳パックにゴシゴシ→水を1~2滴たらして延ばしたものを使います。
本当は水性ペンじゃない方がいいんですけどね。
ニス塗った時に溶けだしちゃうから。
でもサイズが小さいし、仮に色がにじんでも問題ないフルーツなので、
今回は手抜きでGO!


ピンセットで押さえつけて、1個1個細筆で色を付けます。
中央の丸い跡を避け、まわりの部分だけ濃い目の黄緑に着色。
絵の具が乾いたら、これまた手抜きの種付け作業。
0.03mmという極細のデザインペンを使っちゃいます。
さすがに種の黒がニスでにじむとみっともないんですが、
デザインペンは顔料インクと言って水に溶けないインクを使ってるので大丈夫。

種を付けるだけで一気に引き締まって、パッと見キウイになるから不思議です。

形が悪い物もあってあまり数ができませんでした。。。
またすぐに使い切っちゃいそうだなぁ

スライスリンゴとメロンか何か
意外と使い勝手がいいフルーツに、スライスリンゴがあります。
いっぺんにたくさんできるので、今回の隙間時間を使って作り足しをしました。
まず原料の粘土棒を作ります。
って言っても、ただねんどを薄黄色く着色してかまぼこ型に成形しただけ。

完全に乾かしたら、芯の部分を先にくりぬいちゃいます。
前回はカッターナイフで切り込みを入れて切り離したんですが、
今回は楽をしようと思いまして。。。。

彫刻刀の < の形の刃のやつでぐりぐりと削ってしまいました

今回使っている粘土は、パジコさんの樹脂粘土、モデナです。
本当はフルーツならすけるくんが良いんでしょうが、時間がかかりすぎるので断念。
モデナさんは完全乾燥してからも簡単にカットできるのがウリの樹脂粘土で、
透明度もそこそこあるので、細かいカッティングが必要なパーツには重宝します。
グレイスもフルーツむきなんですが、
乾いても粘度が高すぎてカットがスパッといかない気がしてパスしました。
芯を抜いたスライスリンゴ棒に、皮の色を付けます。
ここで新登場!タミヤから出ている「デコレーションカラー イチゴシロップ」。
はやく使ってみたかったんだ~~


タミヤのデコカラーは、かなりトロミがある液体染料です。
よく混ぜないと分離しちゃってることがあるので、
ビンごとガシガシ振って混ぜておきます。。。なんて乱暴な。。。

綿棒でデコカラーをすくって、粘土の上半分、皮の部分にだけ
ベッタベタに塗り付けておきます。
透明なので薄塗りだとムラができますが、2度塗りすれば大丈夫。
乾燥が非常に速いので、手早く厚塗りしちゃいます。

この薄塗りでムラになる感じといい、揮発性の匂いといい、
なんか懐かしいと思ったらプラモの着色じゃった。
昔ガンプラにハマったことがあって、タミヤカラーで色塗ったよなぁ。。。
デコカラーも元はプラモ塗料から派生した(と思われる)から、
使用感とか匂いとか同じでも当たり前ですもんね。
さて、デコカラーが乾いて固い皮膜になりました。
スライスします。

モデナなのでサクサク切れます。
切り口の形も透け感も、なかなかいい感じにできました。

ついでに皮の着色を省き、芯を ( な形にしたやつも作っておきます。
内側だけうっすらと黄色く色を付けておきました。
これは白桃とかメロンとか、使う時に色を付けようと思っとります。

ブルーベリー
チビチビフルーツの中でも使用頻度が高めなのが、黒いフルーツ。
どうしても赤やオレンジが多くなるので、黒や青が混ざると
全体が引き締まってとっても便利です。
で、ブルーベリー自体は大量に作り置きがあるんですが、
一番小さいサイズだけ底をついちゃったので作り足し。
まずはモデナに水性ペンで濃い目の紫色を付けて、
作りたいサイズに合わせて小さく丸めます。

上の方に見えてるのが、マグネットで使う一番小さいサイズのデニッシュ。
このサイズに乗せられる大きさが今回の目標です。
ブルーベリーは丸めたらほぼ完成なお手軽フルーツなんですが、
さすがにこれだけ小さいと、特徴のガクの部分を作るのが大変

待ち針の先っちょで引っ掛けて、5個のガクを作っております。

他の乾燥を挟むものと違って、作り始めたら一気に完成させられるのが
ブルーベリーやブドウなんかのありがたいところ。
このブルーベリーだけは、1日で全部作っちゃいました。

ちょっと青すぎ、色薄すぎな気もしますね。
使う時にソースを工夫して、瑞々しい感じに盛り付けたいと思います。
スライスイチゴ
今回フルーツ作らなきゃと思った一番の理由が、このスライスイチゴ。
何しろ使い勝手が良くてなんにでも乗せられるのでホイホイ使ってたら、
前回大量に作ったやつがもうスッカラカンになっちゃってました。
しかも作るのに一番気合がいるのもこのスライスイチゴなので、
細切れの時間しか取れないのをこれ幸いと頑張って作ります。
スライスするので、イチゴの形は作りません。
細く延ばした粘土を、△の形の棒に伸ばして置くだけ。
実はリンゴと一緒に作り始めて乾燥させておきました。
そしてこちらもリンゴと一緒に、タミヤデコカラーで着色し、
全体を赤くしておきます。
そしたら。。。

薄ーくスライス!
ものすごく細かいです。
米粒ほどのサイズなので、鼻息ですっ飛んで行ってしまいそうです。
そしてスライスイチゴの一番の山場が、ここから始まる着色作業でございます

とりあえず、色を付ける間に飛び散らないように両面テープで固定。

この写真に写ってるので全体の半分くらい。
貼りつけ終わった段階でもうイヤになっちゃって、いっそやめようかと

そういうわけにもいかないので、がんばって色を付けます。
まずは中心の赤いところから。
この中心の色も、本当はデコカラーでやろうと思ってたんですね。
ところがデコカラーは結構乾燥が早くて、どんどんドロドロに、
しまいには縁のところからプラスチックみたいに固まってきてしまいます。
極細のネイル筆を使うので、固まってしまったら大ピンチ。
更に水で延ばせずに専用の薄め液が必要なんですが、実は持ってないという

仕方ないのであきらめて、ガラス絵の具の赤を使うことにしました。
前回のスライスイチゴもガラス絵の具だったので、使えることはわかってます。
問題は乾燥してからもべたついてお互いに貼りついちゃうことなんですが、
まぁ、張り付いても剥がせば使えるから良しとする

ふぅ。塗りました。

ガラス絵の具も乾燥が早くてベタベタしちゃうので、
作業中の写真撮ってる余裕はナッシングでした。
ただ、デコカラーと違って水で延ばせるので、
筆が乾いて使えなくなるというリスクがない分だけ使いやすいです。
次。
皮のまわりから中央に向けて、赤でグラデーションを付けます。
これも同じガラス絵の具ですが、水で延ばして薄くしたものを
綿棒でポチポチと着色しちゃいます。

グラデーションも終わったら、いよいよ最後の山場。
中央から外に向けて、アクリル絵の具で白い筋を描き込みます。
すでにここまででかなりのとこ眼を酷使してるんですが、
この筋入れ作業はまさに目玉殺しと言っても過言じゃないキツイ作業。
息を止めて気合いを入れて頑張ります!

極細筆の毛の1本を使うイメージで、とにかく細く筋を書きます。
正直、この作業さえなければイチゴはどんなに楽ちんかと思いますが、
この作業を抜いちゃうとイチゴがリアルにならないのも事実

時々目をパチパチ瞬きして、ドライアイにならないように頑張りました。
完成!

やけに丸かったり三角が歪んでたり、不格好な奴が結構な割合で混ざってます。
重ねて使うことが多いので、そういうブサイクちゃんは下の方に使えばいっか。
数えてみたら、全部で170個くらいありました

1個のパンに3枚使うとして、使い物にならないやつをよけても50パン以上は作れる計算。
これでもしかしたら一生スライスイチゴは作り足さなくていいんじゃないか?

ここまで苦労して細かい作業して、いったいどんな感じになるかというと。

間近で見ちゃうと、どうしても筋とか荒っぽさが目立ちますね。
もうちょっと繊細に作れないものかと、自分でもガックリ来ます。。。

けどまあサイズがサイズなんで、ここまでじっくり見る人もそうそういないんじゃないかと
自分を慰めてみたり。
このイチゴの筋入れを最後に、今週一週間のフルーツ作りは完結しました。
あ、忘れてた、
ラズベリーも底をついちゃったんで、途中で粒々だけちねったんですよね。

ブルーベリーの時に、ついでにちねっておきました。
が、特段書くほどの作業でもないので割愛。
てなわけで、1週間で延べ4時間くらいしか遊べませんでしたが、
それでも執念で1日1作業づつチクチクと進めてまいりました。
おかげさまでチビフルーツパーツがかなり揃ったので、
次回のパン作りにも心置きなくフルーツ使えそうです

大きな仕事が一段落して一息つけるかと思ったら、
もう月末間近なんですねぇ。。。
今月が2月で28日までしかないこと、コロっと忘れてました

月末は月末でまた別の契約の締め切りがあるので、
心身ともにのびのびと遊べるのは3月に入ってからになりそうです。
アタシったら、働き者だなぁ

次回こそは、粘土パンマグネットの仕上げ作業に取り掛かるつもりです。
多分来週の中ごろになっちゃいそうですが、
良かったらまた遊びに来てくださいね。
それでは、みなさまも良い週末をお過ごしください~~
