ミニチュアブールの作り方(成形編)

フランスパン、と言えば細長いバケットやバタールを思い浮かべますが、
わたしがもう一つ大好きなのが、まあるい形をした「ブール」。
ブールってフランス語のボールの意味なので、そのまんまですね。
フランスの食べ物って、見た目そのままで名前が付いてるものが多い気がするんですけど。
バケット(バゲット)だって「杖」って意味だし。
そのブールがどんなパンかって言うと、これのことです。

pexels-photo-262946.jpg
(無料写真サイトから拝借しました 

手前のナイフのサイズから見るに、手でちぎって食べる小型の「プチブール」ですね。
今回作るのはもっと大型で、切り分けて食べるサイズのやつです。
作り方も比較的簡単なんで、サクッとやっつけてみましょう。

◆材料◆
・樹脂粘土(今回はパンフラワー粘土「ファリネッタ」です)
・アクリル絵の具(イエローオーカー☆100均のセリアさんの物)

◆道具◆
・計量スプーン(100均で売ってたもの)
・つまようじ
・竹串
・歯ブラシ
・古タオル

バケットと違うのは、クープを作るにカッターを使わず、
代わりに竹串を使うところだけです。
実際のパンも原料一緒だし、形を丸くするか細くするかってだけなので、
作り方もバケットと大きく違うとこだけピックアップしておきますね。
粘土の準備や着色については、【ミニチュアバケットの作り方】を参照してください 

◆ブールの成形◆
丸いミニチュアフードは、手のひらでコロコロと玉っころを作るとこから始まります。
丸くした粘土をブールの形にするんですが、
この時にちょっとしたコツっていうかポイントっていうかがあります。

玉にした粘土を古タオルの上で軽くつぶしてドーム型にしてから
歯ブラシで質感を付ける普通の作り方の場合、
ひっくり返すと底はこんな形になります。

s-そこ平ら0711.jpg

赤く線を引いたのが底の縁の部分。
けっこう平らくなってますね。つぶしたんだから当たり前だけど。

次に、玉をつぶさずに、そのままタオルの上で歯ブラシで叩きながら形を作った場合。
歯ブラシの叩きつける勢いで自然に底ができます。

s-丸くした場合0711.jpg

s-そこ丸み0711.jpg

底面積は小さくなって、その分パンがまん丸に近くなります。
この後いろいろいじってる間にもうちょっと潰れますが、
最初に上からつぶしたときとは全然違う形に仕上がります。
だから何だよって言われちゃうとまあ、そうなんですけども 

わたしなりのこだわりなんですが、テーブルパンのプチブールは潰さずに、
大き目ブールはちょっとだけつぶしてから作るようにしてます。
これは実物のパンを参考にしてるんですが、
生地が小さいプチブールは軽いので、発酵中にあんまり潰れないから丸くて、
大型のパンは総じて発酵中に重みで生地がしゃがむのでこうなるんだと思ってます。

さて、どっちの形にするか決まったら、いつものように歯ブラシで表面を叩いて
ボソボソした感じを出しておきます。
ザックリと跡が付いたら、ブールの特徴的な升目のクープを作ります。

s-筋付け0711.jpg

クープの筋を付けるのに使う道具は、その時々で変わります 
作るサイズによってクープの幅が変わるんで、未だに試行錯誤中。
今回使っているのは、竹串を縦に割いたやつの断面です。
もっと大きなサイズを作る時は、金ノコの平たいのを使ったりも。

ポイントは、"はっきりと"、"平らで"、"先端が細い"筋が付けられるものです。
はっきりと先細の筋が付けられるものはいくらでもあるんですが、
筋の底が平らな面状になるものって意外に見つからないですね。
毎回いろんなものを試してみております。

ある程度しっかり筋が付いたら、筋の内側、中身の生地(クラム)が覗いてるとこに
ちょっと質感を追加します。
おなじみのつまようじのお尻を折り取った断面を使って、
皮の表面よりもちょっとだけザクザクした感じにしておきます。

s-割れ目0711.jpg

これでブールの成形はおしまいです。
バケットと比べればかなりシンプルで簡単な造形ですが、
クープの深さや形を変えるだけで仕上がりに差が出るので、
逆に細かいところで手が抜けない分集中力がいる形でもあります。
そこが面白いんですけどね 

s-ブール0711.jpg


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